リーディング力とリスニング力を同時につける音読学習
2019/04/22
チャンクリーディング音読トレーニングのすごい効果
中学3年になると、高校入試問題の長文に取り組むようになります。時間が足りなくて最後までできなかったと言う生徒は多いもの。実は、これは英語の長文が速く読めないことが主な原因です。高校入試に備えて、単語や熟語、文法力を強化する必要があるのはもちろんですが、英文を速く読めるようにすることが、非常に大切なのです。そのためには、後で説明しますが、チャンクリーディングによる音読をたくさんすることです。この音読により、なんとリスニングの力同時にグングンついてしまいます。
次の英文は高校入試に出題された長文の一部です。
Most people didn’t think that computers would become so popular. People could not use computers without having special knowledge of computers. Computers were too large to use in everyday life.
皆さんは、上の英文を読むときに頭から、つまり英語の流れに沿って理解できますか?それとも日本語に全て訳さないと意味が取れませんか?
日本語と英語では語順が大変違います。文を全て日本語に訳してしまうと、英文を返り読みしなければならないため、時間がかかり読むスピードは大幅に遅くなります。
一方、意味の取り方をほんの少し工夫することで、英語の流れにそって意味を取る方法があります。Most people didn’t think を「たいていの人は考えなかった」と訳し、that computers would become を、「 コンピューターがなろうとは」とし、so popularを 「それほど有名に」のように意味を取るのはそれほど難しいことではありません。英文が書いてある順に意味が取れるようになるには、まずこのように意味を取る癖をつけることが第一歩となります。上のように、意味のまとまり(センスグループ)ごとに読み進むことをチャンクリーディングといいます。
英文を頭から意味を取るこの方法を身に着けるだけでも読むスピードはアップしますが、さらに速く読む力をつける学習法があります。それは意味のまとまりで切りながら、何度も音読することです。やり方を説明しましょう。音読前に、まず次のようにセンスグループごとに斜線を入れます。
Most people didn’t think / that computers would become / so popular. / People could not use computers / without having special knowledge / of computers. / Computers were too large / to use / in everyday life. のように区切り、何度かに分け、合計20~30回音読します。
音読の際は、意味のまとまり毎の意味内容にしっかり意識を集中することが大切です。そうすることにより、まとまりごとの英文がダイレクトに頭に入るとともに、徐々に英文を頭から読み取れるようになっていくのです。
恐らく、10~20のパッセージ(長文)を上の方法でこなせば、ゆっくりとしか読めなかった長文が素早く読めるようになるはずです。集中的に学習すれば1~2か月で速く読めるようになるでしょう。
英文を頭から意味が取れるようになり、英語が話されるスピードで読む力がつけば、英文を聞いて理解できるよう力もついたことになります。
リスニング力は、ただ聞く練習をたくさん行うだけでは向上しません。英文を、聞こえてくるままに理解できる力を養わなければなりませんが、その力は実は音読によって身に着くのです。
生徒の皆さん、速く正確なリーディング力と、長いストーリーでも聞き取れるたくましいリスニング力をつけるために、今回お話しした斜線ごとに区切りながら行う音読(チャンクリーディングによる音読)練習に励んでさいね。
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