アカデミーは中学や高校クラスに関して、中途入会ができないとの噂があるようです。小学高学年クラスは４月スタートなので、４月からスタートするのと成功率が高く、学習を軌道に乗せるにはその方が安全なのは確かです。しかし、小学生のうちに英語の基礎を作っておきたくとも受験勉強のため、それがかなわない生徒もいます。

近年難関私立中学に入学を決めた後、春休みなどを利用し集中的に補習を行いアカデミーの中学クラスに編入するケースも増えています。そうした進学校では進度が速いため、学校の授業についていけない生徒は多いのですが、アカデミーで英語のコアを作ることで、速い進度につぶされずに、めまぐるしく展開される授業を問題なく消化することができるようになるのです。

以前、有名国立大学の付属中学に入学後、英語で行われる授業の内容がさっぱり分からない、どうしたものかという相談を受けたことがあります。その子のお母さんは、文法をやれば分かるようになるだろうから、文法の指導をお願いしたい、とのこと。私は、こうした授業に対応できるようになるには、英語を英語のまま理解する力を養成するしかないと申し上げ、アカデミーの通常クラスと同様に、ダイレクトメソッドを主とした指導を中心に英語のコアを作る指導を行うことになりました。１カ月ほどで授業についていけるようになり、３カ月後には点数を上げる指導は一切行わなかったにも関らず、１４０番の成績が４０番に上がり、その後も順調に推移、落ちこぼれ寸前だった生徒が中３の終わりには英検の２級に合格するまでになったのです。

入会に関するお問い合わせで一番多い質問は、アカデミーでは会話を教えるのか、それとも文法を教えるのかというものです。勿論会話も文法も教えますが、そう答えるだけでは私達の授業を説明したことには全くなりません。正確に言えば、私達の授業は、学校の定期テストにも、英検にも、将来の留学にもトーイック（TOEIC　TEST)にも対応できるような、やがて大きく成長するための「英語」のコアを作る授業だ、ということになります。