保護者の方から、「英検を受けさせたいのですが、受かるでしょうか？」といった問い合わせをよく受けます。

 

生徒がすでに合格レベルに達している場合は、当然受験を勧めますが、そうでない場合にはいくつか考慮すべきポイントがあります。

 

例えば、中１の２学期の生徒が３級を受験すべきかどうか検討しているとしましょう。

その場合、

 

①受験のための準備期間が２～３か月程度あること、

 

②筆記テスト、リスニングテスト、ライティングの各分野では、６０パーセント得点できれば合格ですから、準備以前に５０パーセント程度を得点できる学力があること、

 

③生徒自身にそれなりのやる気と生活状況が必要となります。例えば部活で忙しくて、勉強の余裕が全くないなどという場合も考えられるからです。

 

 

生徒の皆さんにも、上記の各分野で５０パーセントの学力がついた時点で是非英検受験にチャレンジすることをお勧めします。

 

というのは、英検の級取得がその後の受験などで有利になるからというだけでなく、問題を解くことで

 

①英文を読むことに慣れ

 

②リスニング力をつけ、加えて

 

③単語集の学習などで語彙力を強化することができます。特に語彙力の強化は大切です。

 

というのも、英語学習が進めば進むほど語彙力のあるなしが物を言うようになるからです。

 

 

英検受験では学校での定期テストよりも長いスパンでの自主学習が必要になります。

 

人生では、自分で目標を設定し、その実現のために計画的に行う学習力が非常に重要であると思いますが、英検への準備学習は、そうした学習力養成への一歩となるのではないでしょうか。