「英語で得意なことは何ですか？」と尋ねられたら、生徒の皆さんからは「リスニングがわかって楽しいしい」とか、「僕は文法が得意だな」、或いは「単語を沢山知ってるよ」などのような答えが返ってくるのかなと思います。

 

このように、同じように英語を勉強していても、得意な分野とそうでないがあるものです。

 

しかし今後さらに順調に英語力を伸ばしていくには、英語の文法力、読み取り力、リスニング力、話す力などをバランス良く伸ばしていく必要があります。

 

極端なことを言えば、得意な部分だけ突出して高い能力を身につけたとしても、場合により得意でない部分でその人の全体的な評価をされる可能性があります。

 

例えば、単語をたくさん知っていても、英語の読み取り方法を知らないために、知っている単語で書かれた英文の意味が良く理解できない、となればせっかくの単語の知識も生きてきません。

 

 

 

英語を学ぶ時には、得意な分野だけでなく、それ以外の分野の力もバランスよく育てる必要があります。

 

そうすることで初めて、皆さんの得意分野が本当に生きるようになるのです。

 

得意分野と不得意分野はどこですかという質問に答えるのは簡単ではないかもしれませんね。

 

例えば英検受験の合否判定通知をじっくり見ると、ヒントが得られるかもしれません。この通知には、筆記テスト、リスニングテスト、ライティングテストに関し、それぞれの正答率が記されています。

 

学校の定期試験結果からも重要なヒントが得られるかもしれませんね。これらを検討しても、自分の英語力のバランスがよく分からなければ、アカデミーの担当の先生に尋ねてみて下さい。

 

次回は、バランスの良い英語力を築くために、弱点分野をどう伸ばしたらよいのかについてお話ししましょう。お楽しみに！